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仕事文をみがく (岩波新書 新赤版 (795))
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| 商品カテゴリ: | 一般教養,雑学,実用知識,学習
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| セールスランク: | 347084 位
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| 発送可能時期: | ご確認下さい
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| 参考価格: | ¥ 498 (消費税込)
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情緒的な文章のオンパレード
本書のタイトルは「仕事文をみがく」となっていますが、本書で提唱される文章の書き方は、少なくともビジネス文には全く適さないものとなっています。作者は、天声人語の文章を多く紹介しながら、その文章の素晴らしさをほめたたえます。また、文章を書くときは起承転結で書くことを勧めています。もちろん、文学的な文章を書くときはそのとおりですが、論文やビジネスでの報告書で作者のような文章をかいたらまず失格でしょう。論文などを書く場合、徹底的に論理的な記述をするのが常識です。そして、論理的に記述する場合、むしろ天声人語も起承転結も真似ないようにするのが一般的です。しかし、作者の提唱する文章では、論理性は放棄し、とにかく情緒的な表現や言い回しを重視します。
たとえば、本書の中での表現はこんな具合です。作者がある大学教授に会ったことを次のように表現します。「22時すぎ、再会を約して、児玉さんと別れた、春まだ遠く、凍えるような北風が吹き抜ける晩であったが、胸中は春の暖かさであった。」あるいはこんな記述もあります。作者が知的障害者が働く店を見学に行った感想を書いているくだりですが、「店を出ると、まばゆいばかりの早春の太陽が頭上にあった。(途中略)そんなとき、すがすがしい体験をさせてもらった。」作者は仕事文でこんな記述を本気で勧めているのでしょうか。
このような理由から評価は星1つです。仕事で役立つ文章を学びたいと考えている方には本書は全くお勧めできません。ただし、エッセイの書き方を学びたい方には、大いに参考になるでしょう。
帰納法、演繹法についてよくわかります
本書の前半分までの帰納法、演繹法の説明は、丁寧な説明で、これまで読んだ本よりもわかりやすかったです。ただ仕事文というタイトルのわりに仕事文と思える例文が少なく、夏目漱石、、天声人語、竹取物語、源氏物語など首をかしげたくなる例文が多いです。前半分は、製品カタログからの引用なども見られますが、後ろ半分になるとまったくありません。また脱線も多く、引用の経緯、例文の内容自体の著者の感想や思い出話が長すぎ、いらいらしました。これは、本書の「みがく」の中心となっている、文章を短く簡潔にすることと相反しているような印象を受けます。本書の3章までの帰納法、演繹法の理解を目的に読まれるのであれば、本書をオススメします。本書の4章、6章に当たる仕事文を論理的に構成する方法についてはバーバラ・ミントの「考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」ダイヤモンド社 ISBN:4478490279をオススメします。本書の5章に当たる仕事文のわかりやすい表現については「わかりやすいマニュアルを作る 文章・用字用語ハンドブック」日経BP出版センター ISBN:4822720306をオススメします。
一読の価値あり
非常に読みやすく、かつ、理解しやすい本である。 作文技術をみがくための的確なアドバイスと演習。非常にためになると思う。また、本書で取り上げられている例文(特に、天声人語)は選り分けられたものであり、読んで感動を覚えるものばかりである。例文を読むだけでも価値があるのではないか。
分かりやすさが信条
この本は本当に分かりやすい。説得力のある文章,分かりやすい文章を説くために,あえて帰納法,演繹法の2通りの構成の文章の書き方を説いている。著者が述べているとおり,例文が易から難へとなっている点も分かりやすい。この著書自体が理想的な仕事分の例を体現しているようだ。「書く技術が論理的な思考を育てる」と述べている点でも,形式的な面だけでなく,その理論的な面からも小・中・高の作文教育のヒントになりそうな本である。国語教師に是非読んでほしい。
岩波書店
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